POWERED by HONDA (4 cars)

POWERED by HONDA (4 cars)

BAR002

完成日:2011.11.11
仕様:1999年シーズンオフ シェイクダウン仕様
ドライバー:J.Villeneuve
使用キット:STUDIO27
ポイント:各部ディティールアップ、不足分デカール自作

BAR006

完成日:2014年11月8日
仕様:2004年中国GP
ドライバー:A.Davidson
使用キット:STUDIO27
ポイント:サードカーカラー再現、星雲塗装

キットの仕様は特にうたわれていない物でした。今回フォーラムの展示にあたってあまり目にしない仕様にしようと思い、デビットソンが乗ったサードカー555カラーの中国GP仕様で作製しました。とりあえずカラーリングのインパクト勝負と思っていましたが資料と比べるとキットがあまりにもダメなので結局いろいろと弄りました…

 

ノーズ
 スタジオキットの悪癖で「ノーズが細い」がありますがこのキットも例に漏れず細いのでエポパテで幅増しました。
 また、ノーズ位置が高い感じがしたのとそのままだとタイヤがフロントウィングに干渉するため、
 こちらもエポパテで延長後、若干下げ気味にしました。
モノコック
 ノーズが高いというよりはボディ自体が後傾している感じです。普通に仮組むとフロントタイヤより
 モノコックが高くなるのでカウル後端下の部分にエポパテを盛ってボディが前に倒れる感じに修正しました。
 そうすると今度はリアカウルが高くなってしまいますが、キットを活かすとなるとこうするしかありません。
 それをしてもまだノーズ先端が高かったので前途のようにノーズをエポパテで下げてます。
ボディカウル
 コクピットサイドのプロテクターの膨らみが違う感じがしたのでエポパテにて修正しました。
ギアボックス
 カウル後端を上げた事によりアンダートレイとボディの間にあるこのパーツに隙間が出来てしまいますが
 アンダートレイ側に接着するのでカウルとの隙間は特に気にしませんでした。
フロントウィング
 ノーズを幅マシしたためキットのステー部品の幅がたりませんので修正しました。またノーズが高く修正
 したと言っても、ステーとウィングとの間は取り立てて広い感じがしません、しかしノーズを下げたので
 そのままだとウィングが接地してしまいますのでステーを短くしました。恐らくこのキット全体の
 プロポーションが破綻しているのかと思います。
リアウィング
 仕様違いでの形状相違と言うよりはこれも鼻から形状が違う感じなので修正しました。
 また、フロント共々いつも通り全部組んでしまいました。
アンダートレイ
 ボディ側との縁の辻褄が合っていなかったので修正しました。
フロントサス
 アッパーアームが高い位置に付いている感じがしたでアップライトとの接合部を削って若干下げました。
リアサス
 ギアボックスにビスで止められるよう修正しました。
  前後のブレークダクトを深堀しました。
その他
 ホイール、カメラはいつものスタジオ製らしく「いつのよ?」ってものが入っているので
 時代の近いフジミのF2003-GAから流用しました。ついでにシートもレジンの塊よりは良いかと思い
 F2003から流用しました。タイヤはタミヤのFW24から流用しました。
デカール
 この仕様のキットがないのでデカールは自作です。
 ミュージアムコレクションの1/18のデカールを参考にトレースしました。
 ただ肝心の555の形状がイマイチだったので作り直しました。
 出力はアルプスですが黄色がレモンイエローしか出ないので以前ロータス102Bでやったのと同じで
 オレンジのロゴの上にレモンイエローのロゴを重ね貼る方法をとりました。
 カーナンバーのグラデ部分はカラーレーザーで出力しました。
 貼付けが難しく何度も失敗した挙句、結局大部分を塗装で誤魔化しました…
塗装
 ここが肝です!
 そもそも星雲カラーをやるがために作製したのに改修に時間を取られてしまったのが誤算でした。
 星雲カラーと言っても当初はメタリックブルーだと思って作製開始したのですがいざ調べてみると
 星雲だったと言うワナでした(苦笑)でも、始めてしまったのでこの星雲をなんとか表現しないといけません。
 エアブラシでグラデーション塗装しました。と言えばそれでおしまいですが、なかなか苦労しました。
 フィニッシャーズのファンデーションブルーをベースに所有のブルー系塗料を片っ端から吹きました。
 グラデ具合は資料を見てそれらしくしました。
 星の表現は濃い目の塗料をエアブラシに入れて希釈不良でブチブチっと塗料が玉で出るのを逆手にとりました。
 いい感じで塗料の玉が出るようにブチブチ具合の希釈が難しかったです。
 吹き方としてはダブルアクションのブラシでレバーを引いても塗料は出ないけど
 戻す時にニードルが塗料を押し出して残エアーに乗ってブチュっと出る感じです。
 レバーを弾く感じでやると丁度良い感じになります。
 星も色々とあるので複数のカラーで星を表現しました。

SA07-5B Bercelona TEST

完成日:2011.11.11
仕様:2008年 オフシーズンテスト仕様
ドライバー:佐藤琢磨
使用キット:FS-MODEL
ポイント:各部ディティールアップ、不足分デカール自作

HONDA RA106

完成日:2014年11月8日
仕様:2006年ハンガリーGP
ドライバー:J.Button
使用キット:スタジオ27
ポイント:各部改修

キットの仕様は特に無く2006との表記だけでした。
フォーラムにてホンダF1関係を展示するに当たり第3期唯一の優勝マシンであるRA106を展示しようと思い作製を開始しましたが、これまたキットがアレな出来で大変でした…

 

ノーズ
 このキットも例に漏れず「ノーズが細い」ためエポパテにて修正しました。
モノコック
 コクピットサイドが細い感じがしたので0.8mmプラ板で幅増しました。
 また、モノコックが角ばっている
 感じがしたのエッジを丸めました。上面のバルジも左右非対称な形状でしたので
 エポパテで新造しました。
ボディカウル
 エンジンのエアーインテークの形状が相違しているのでエポパテにて修正しました。
ギアボックス
 キットのままですが、アンダートレイとの接続をビスに置き換えました。
フロントウィング
 メイン、フラップとも形状が相違しているため修正しました。
リアウィング
 キットのままです。
アンダートレイ
 キットは黒い部分(カーボン)と塗装部分でパーツ分割されていますが
 よくよく調べるとそんな分割ではないので実車通りの分割に修正しました。
 サイドポンツーンラッキーストライクロゴ下のチェックーフラグ模様のカーボン
 部分で分割しそれより前のアンダートレイはボディに接着しました。
 こうすると、塗装やデカール貼り等、後々面倒ですが、実車を尊重しました。
フロントサス
 ロアアームとアップライトの取付位置がおかしいので修正しました。
 実車はもっとホイールセンター寄りにロアアームが取付けられていますが
 キットはアップライトの下端に取付位置があります。これではどうにもならないので
 修正しました。アップライト接続部を掘り下げましたがメタルの加工は大変でした。
リアサス
 ほぼキットのままです。ドライブシャフトがサスと一体化していたために分割しました。
その他
 メタルパーツ類はすべて淵が厚いので薄くしました。
 車載カメラはこれまたいつのヤツ?て物が入っていたので年代の同じフジミの248F1から
 ホイルも同様にフジミから流用です。タイヤもフジミはブリジストンでしたが
 付属のモノよりマシなので流用しました。
塗装
 塗分けです。カラーデカールは使いませんでした。フィニッシャーズのバーオークが
 既に絶版だったので探すのが大変でしたがなんとかゲットできました。
 仕様はハンガリーなのでキット付属のデカールで事足りました。(タバコロゴ無)
 相変わらずこの時代のマシンはカーボンパーツがいっぱいで大変で嫌です…
 各部でカーボンの柄を変えてみました。ノーズ先のホンダのロゴですがHマークが銀箔
 だったので、クリアコートで侵されるのを嫌って、最後に直貼りしました。